フォルクスワーゲン トランスポーター、エンジン始動
先日、長らくお預かりしておりましたフォルクスワーゲンのトランスポーターのエンジンが、ついに始動いたしました。10年間車庫で保管されていた車両で、先日ご来店されたお客様もエンジン音を聞いて大変喜んでおられました。そのお顔を拝見でき、我々も嬉しく思います。

やはり長期間の不動状態は車両に様々な影響を与えており、特に燃料系統は全面的に手を入れ直す必要がありました。40年ほど前のモデルということもあり、部品の調達には少々時間を要しましたが、なんとか必要なパーツを揃え、交換作業を行いました。

また、旧いクルマでは避けて通れない電装系のトラブルも見受けられました。配線を確認し、修理を進める中で、メーター周りに不具合を発見し、こちらも対応いたしました。安全に関わる部分は特に慎重に作業を進めております。ガスケット、シールやホース類も経年劣化が進んでいたため、一つ一つ確認しながら交換いたしました。
無事にエンジンに火が入った時は、安堵とともに大きな達成感がありました。
昨日、エアコンの動作確認を行ったところ、残念ながらブロアファンが作動しないことが判明しました。そのため、引き続きブロアファン等の修理が必要となります。

全ての作業が完了するまで、もう少々お時間をいただくことになりますが、お客様に安心してお乗りいただけるよう、しっかりと整備を進めてまいります。